風習なんですね

image1こんにちは!

とうとう夜間の肌寒さに今季のストーブデビューを果たしてしまった香華殿の松本です。

先日、ご葬家様と「香典返し」の打ち合わせをしました。

この「香典返し」ですが本州と道内では違いがあります。

道内では、香典と引換えにわたされる(海苔、お茶等)品物ですが、本来の香典返しとは、故人の冥福を祈っていただいた方々へ、遺族の感謝の気持ちと、弔事に関する事が滞りなく終わりましたと言うご報告とともに品物に礼状を添えてお返しする事を「香典返し」と言います。

ちなみに通夜にわたすのは「会葬御礼品」と言うのが正しいとの事。

では、なぜ道内では上記のような風習となったのかと言うと・・

北海道内では、貧困な開拓当時は「与力」といって力を与える意味からお返しは不要という慣例ができ、その結果今のような形となった様です。

僕もこの仕事に就く前は漠然としか理解できていませんでしたが、同じように言葉として使われていても、風習や習わしによって意味合いが違ってくるんですね。

ちなみにご相談いただいたご葬家様と「これ良いですね!」と目に入った品物は・・

「カタログギフト」でした。

おしゃれだったり、上質な品物がたくさん掲載されていて、貰った方が選べるのも良いですよね。

変わらずに続いていく風習もあれば、その時々のニーズで変動して行くものもあり、仏事も時代と共に変化していっているんだなと改めて思う昨今です。

 

 

 

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