猫駅長「ばす」

うすうすお気づきの方もいるかと思いますが……超猫派の施行課・大崎です。

先月22日、会津若松市の会津鉄道芦ノ牧温泉駅にて名誉駅長を務めていた雌猫「ばす」がご逝去されたそうです。

「ばす」は推定年齢18歳。人間でいうと90歳相当のご長寿。1999年に地元の小学生に拾われて駅舎に住み始め、2008年には名誉駅長に就任。とても温和な性格で多くの人に愛されていました。20日頃から寝たきりの状態になっており、22日には駅員に見守られながら息を引き取ったそうです。老衰でした。

5月1日に芦ノ牧温泉駅にて執り行われた葬儀には県内外から約300人が会葬に訪れ、ばすの安霊を祈りました。

去年、和歌山県紀の川市の「たま駅長」の葬儀には3000人の会葬者が訪れました。(当時もこのブログに書いたような気がしますが…)今時、人間様の葬儀とて3000人、いや300人ですらなかなか訪れないものです。

猫駅長という存在はいわゆる町おこしの一環であり、田舎の鉄道に客を誘致する人間のビジネスに他ならないのですが、亡くなったら何事もなかったかのように新たな猫に交代させるわけではなく、猫駅長を愛し、敬い、その功績を称え、労い、人間に劣らないレベルの葬儀を行ってしまう日本人の「心」が私は大好きです。

たま駅長の葬儀での葬儀委員長の弔辞は、今読んでみても泣けてきます…。

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自分が死んだとき、こんなにお花や供物をお供えしてもらえる自信がありません。。笑

生前の人徳です。偉大な猫駅長の安霊をお祈り申し上げます。

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