洋ラン 

こんにちは、施行課の榊原です。

 

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皆さん洋ランはお好きですか?

私は大好きでして、園芸コーナーに行くと必ず見てしまいます。

上の画像のランはミニ胡蝶蘭というものでして、贈りもので良く見る大輪の胡蝶蘭とはまた違う種類です。

 

大輪の胡蝶蘭、良く供花で出るのですが、ず~と良いなぁ、欲しいなぁと思っておりました。

でも、結構高いんですよね(^_^;)

 

そんな事を思っていると、2か月ほど前から北広島斎場の受け付けで白と紫の胡蝶蘭を飾り始めました。

当然、良いなぁ~と指を咥えてみていたのですが、この間斎場に行くと物置に放置状態に!!!

胡蝶蘭は15℃以上で飼育するのが基本で、物置の中は氷点下にならないまでも5℃をきる日もあったと思います。

このまま置いておいても、確実に死んでしまうのでもらってきてしまいました。

 

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花茎は邪魔になるので斎場で切ってきました。

切り方には2パターンあり、花を早く付けたい場合は2~3節茎を残します。今回は明らかに株が弱っていたので、株への負担が少ない基部からの切断を行いました。基部からの切断は花をつけるのに時間がかかる代わりに、栄養を無駄に花に回さないので、株の体力維持には有効なのです。注:ハサミは事前に火で炙って消毒します。

ラッピングは蒸れの原因になり、カビなどの雑菌が繁殖し根を傷めるので、家では必ず外します。皆さんも胡蝶蘭をゲットしたら、まずラッピングを外してください。←忘れて失敗する人が結構多いようです。

 

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表面のミズゴケをとると、このようにポットが発砲スチロールに固定されて入っています。2本立ての場合は2株、3本立ては3株入っています。1株から複数本花茎が出ることもあるのですが、本数が多くなると栄養が分散して、一つの茎につく花の数が少なくなります。なので、基本的には1株に1本の花茎で販売されます。

この画像を見てわかるように、表面のミズゴケはほぼ飾りです。しかも、かなり窮屈です。購入したままでは、いかに株に負担をかけているかが分かると思います。

野生の胡蝶蘭は樹木の表面に根を張り、植物体を支えています。水分は主に空中湿度からとるので、ポットの中でギュウギュウ詰めでは、本来のポテンシャルを発揮でしません。胡蝶蘭の根が横に横に広がって鉢からはみ出るのはこのためです。もともと土に根を張る植物ではないことを踏まえると、ミズゴケはふんわりと入れて最小限植物体を固定する程度に留めるのが理想で、あくまでも根の周囲の湿度をある程度保つための素材と考えるのが自然です。

 

ポットの下には品種ラベルが入っていました。

白:ソーゴーユキティアンV3

紫:巨宝美人

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半分ほど腐っています。

寒い時期は、ポットから取り出したら弄ったりせず、そのまま新しいミズゴケを巻いて一回り大きなポットに移すだけで十分です。本来の植え替えは花が終わった状態で5~6月に行いますが、今回は総取り換えしてみようと思います。

 

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ミズゴケを取り除きました。20度くらいのぬるま湯で根を優しく洗い流します。

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新品のミズゴケを使います。

100均にもミズゴケはありますが、園芸店のものを使用してください。あえて多くは語りませんが、必ず園芸店です。生き物業界では有名な話です。

 

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ミズゴケはしっかりと握って、水気を切ります。本当は素焼きの鉢を使う方が良いのですが、今回は部屋のメタルラック最上段で飼育するので、安価で軽いプラ鉢を使います。同じ部屋でも上に行けば行くほど温度は高いです。メタルラックで生き物を飼う際は、上段に高温種、下段に低温種とするのがポイント(特に冬場)。

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隙間にミズゴケを入れ軽く押しこんでいきます。

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作業が終了しました(^^)

 

ここから、どんどん乾かしていきます。

根が傷ついており、早く傷を塞ぎたいというのもありますが、胡蝶蘭は乾燥と給水のメリハリをしっかり持たせて、飼育します。ミズゴケの表面が乾いたらというよりも、あっ!忘れてた!!くらい乾かして一気に給水した方が良いようです。

給水する際は、20度くらいのぬるま湯でジャーと一通り掛けたら終了です。乾いたミズゴケが水を弾きますが、胡蝶蘭にはこの程度の給水で十分なのです。

さぁ、今回やってきた憧れの大輪胡蝶蘭達、無事復活できるのでしょうか。

白は何となくいけそうですが、紫が危ない気配がプンプンします(>_<)

がんばれ~!!

 

 

 

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