涅槃仏。

こんにちは、香華殿恵庭斎場の神尾です。

前回の私の担当の際に「四華花」について
お話させていただきました。

お釈迦様が涅槃(入滅)に入られた際に白くなった木々のことですね。

この涅槃に入られた際のお釈迦様ですが、涅槃仏といい、
タイの寺院やスリランカの史跡で仏像をみることができます。
日本にも、涅槃仏を見ることができる寺院がいくつかあり、本尊としている寺院もあります。

涅槃に入られた様子を絵にしたものを涅槃図といいます。

神尾は母方の祖父母が熱心だったので、小さいときはよく
お寺の行事に連れて行かれていました。(主に隅っこで漫画を読んでいただけでしたが・・・)

ある時、住職さんが「普段外に出していない、貴重な掛け軸がありますので、
皆さんご覧になっていってください」とひとつの掛け軸を出してきました。

それは今思えば涅槃図を掛け軸にしたものでしたが、
おじいちゃんおばあちゃん方がありがたやと手を合わせてみているところに私は
ひょいっと入っていって、じいちゃんに「なんでこの人えらそうに寝てるの?」と
大声で聞いてしまい、じいちゃんにこっぴどく叱られた覚えがあります。
(住職は爆笑してましたが・・・)

そんな不謹慎な子供がいまや葬式屋で働いているのですから、人生わからないものです。

神尾でした。

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