繰上法要の意味

施行課の大崎です。札幌近郊の葬儀形式として、通夜・葬儀を終え出棺し、火葬が終わると再び斎場に戻ります。

そして3回目のお参り「繰上法要」があります。これは初七日から四十九日までの法要を繰り上げて行うというものです。

しかし!繰上法要を行ったからといって、本当の初七日~四十九日のお参りを省略していいわけではありません。

その昔、まだまだ交通機関も発達していなかった時代。広大な北海道の土地に散り散りに住んでいるご親族は、初七日~四十九日にその都度集まるということが困難でした。

「繰上法要」とは、そんな遠方のご親戚のために、皆が葬儀で集まっているその日のうちに法要を繰り上げて行いましょうという考え方なのです。

近しいご身内の方は、本当の初七日~四十九日の法要はその都度しっかり行うのがベターです。

ただ、最近はお仕事が忙しかったり、お金(御布施など)の絡む事柄なので、法要は初七日と四十九日だけにし、間の二七日~六七日のお参りは省略するという場合も増えています。

どの程度までお参りを頂いた方が良いのか、それぞれのお寺さんのお考えもありますので、菩提寺の僧侶にお伺いすると間違いがないでしょう。

また、菩提寺がないけれども仏式での葬儀をご希望の方も、全宗派お寺さんの紹介が可能ですので、お気軽にお尋ねください!

法事

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